カーネギーのルールだけ記載してレビューを忘れていたので記載します。
総論
面白いです。部署のシステムが新しいです。ゲーマーズゲームですが、誰がやっても楽しめるゲームです。2ラウンドもやればルールは覚えられるでしょうしそこで差はつきませんから、20ラウンドあるので1ゲーム目から楽しめます。
戦略
これぞというのはないと思いますが、新しいロビーを取るのが良いと考えています。そして、研究開発と建築で早期に住宅の建設から得られる追加の従業員を開放して出張からの帰任で従業員を増やしていくという戦略が安定します。従業員が増えれば各所に出張者を派遣して他プレイヤーがどのような選択をしても安定化が図れます。その際に追加のロビーがあると効率が良いです。加えて、従業員が増えるということは人事や研究開発といったあまり人のやりくりをしない箇所に常に人員を置いておけるので更なる安定につながります。
あとはほかのプレーヤーの動き次第ですが、建設は勝利点や出張ボーナスに直結しますので追加で建設ができる部署と資源が得られる部署は確保したいところです。研究開発は最大まで行うことで勝利点につながりますのでこまったら研究開発の部署の獲得でよいですが、序盤に特化させすぎると後半困ります。建設できるようある程度準備しておけばメインボードへの建設が遅くてもそこまで影響はありません。といいつつ建設のタイミングや他プレイヤーの動向は注視する必要があります。
あえての問題点
あえて問題点を挙げるとすれば、ボードゲームが上手な人たちで集まらないと何もできないラウンドが幾度も発生する可哀そうな人が発生することでしょうか。加えて、人数が多ければ多いほどキングメーカーを作る要素が増えてしますというところです。例えば、4人プレイ。このままいけば1位になりそうな人がいて仮にAさんとします。4人のうち2人はそのAさんをマークして自身の最適な行動とまではいかないが自身がAさんより少し有利なアクションを選んでいるとします。しかし残りの一人が自身とAさんに有利なアクションを選ぶ場合もうどうしようもありません。Aさんは自身が一番有利なアクションを選びますから差は縮まらないでしょう。一方でAさんを1位にしないために自身が4位になるようなアクションを選ばざるを得ないならそれも困ったものです。全員が同時アクションというのがこのゲームの良いところですが、それがそのまま悪い点にもなりうるという点が難しいです。まぁ上記の説明だとキングメーカーというよりはAさんがただ上手ととらえるのがよさそうですね。
部署が増えるのがとてもうれしいので、数奇ゲームスさん直販でデラックス版を購入するかリテール版に拡張を追加するかを強くお勧めします。
カーネギーのルールはこちら
https://boardgames-yoshi.blogspot.com/2025/01/blog-post_23.html
よいボドゲライフを。
よし
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