3月にホビージャパンさんから発売されるSETIのルールを読みましたので紹介します。
SETIとは、Search for Extra Terrestrial Intelligence(地球外知的生命体の探索)の略とのことです。
テーマが良いですよね。地球外生命体を探索するなんて興味がそそられます。公転や衛星の周回軌道がシステムに組み込まれており、実在する機器や宇宙プロジェクトが出てくるのでお子さんの学習にもよさそうです。エッセンで3作品同時に発表したデザイナーの作品だったと思います。残りの作品はガリレオガリレイとTea gardenですね。宇宙や惑星に造詣のあるデザイナーなのでしょうか。
総論
・面白そうです。早速予約しました。
・5体の地球外知的生命体が存在し、1回のプレイではそのうち2体を使用します。全10通りですので、リプレイ性抜群です。拡張が出るとしたら地球外知的生命体の追加でしょうか。
・しかも、その2体の地球外知的生命体はプレイ序盤では明かされないとのこと。探査を進める中で判明します。テーマとマッチしておりワクワクします。余談ですが、ゲーム内でフィクションなのはこの必ず地球外知的生命体に遭遇することくらいなのではというレビューをお見かけしました。
・ルール自体はシンプルです。ゲームの難易度を上げているのはすべてユニークで200枚以上あるカードでしょう。要はルールはシンプル、上手にプレイすることを考えると難易度が上がるということです。
ルール
・全5ラウンド、ラウンドは複数のターンで構成されます。資源がある限りアクションができ、全員がパスをすることでラウンドが終了します。勝利点が最多のプレイヤーが勝利します。
・ゲーム毎にランダムに設定される4つの目標を指標にプレイします。
・アクションでは、プローブを打ち出し、惑星軌道に乗せ着陸させます。
・そして惑星から周囲にシグナルを発信し、データを収集、解析して地球外知的生命体を発見します。
・技術をアップグレードすることで、上記アクションをより効率的に行うことが可能です。
・プローブを配置する惑星はプレヤー人数によって変わらず、何れも1機ずつしか配置できない早取りです。打ち出すタイミングが重要ですね。
・カードアクションがユニークで様々な効果を持っており強いです。中には銀色で示される追加のボーナスを持つカードや金色で示される最終得点を持つカードもあります。
その他
海外では、安くても70ドルで、大体85ドル程度の価格で販売されています。為替(現在1ドルあたり15…-160円)を考慮すると10,450円で定価を設定している日本の価格は非常にお値打ちであると言えるでしょう。ホビージャパンさん、小売さんありがとうございます。
日本は島国で配送料もかかる中、どうしてるのでしょうか?マージンが少なくなっているわけではないとよいのですが…
プレイ人数、複雑さ
BGGでは執筆時3人がベストなプレイ人数となっています。中央の太陽系ボードを除きソロ感が強めなためダウンタイムが少ない3人がお勧めですということでしょうか。同太陽系ボードは早取り要素があるため3人か4人かは各人の好みになりそうです。
また、ユーザー投票による複雑度は3.75/5となっています。そこまで難しいルールはないですが、不慣れな方がいる際は丁寧に説明する必要があるかもしれません。太陽系ボードは、システムをルールブック内複数ページで画像を用いて示されておりわかりやすいです。また、スコアは8.4で非常に高評価です。
よいボドゲライフを。
よし
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