【レビュー】ロレンツィオ・イルマニーフィコ 拡張入り

 ロレンツィオ・イル・マニーフィコを拡張入りでプレイしたので感想を記載します。

基本のみでプレイした際のレビューも以前記載しています。

同一メンバーでプレイする機会があったので、拡張入りをプレイ。とっても楽しめましたのでほかの方がお勧めしている通り、拡張ありをお勧めします。

4人戦を1回プレイ。点数は忘れてしまいましたが3位で拡張を入れても点数が伸びるということはありませんでした。理由は、拡張を入れると発展カードが得られる第5の塔が増える代わりにラウンド毎に1つの塔の発展カードが非常に高コストになるためです。また、士族を1つ選びプレイヤー独自能力を得ることができるのですが、好きな士族を得るために初期資源を絡めた競りを行います。欲しい士族を利用するにはより少ない資源でスタートするといった建付けです。士族獲得にインフレが起き結果初期資源が少なくなったことにあると考えます。こちらは様々な士族を利用することで慣れてきて点数に跳ねてくるでしょう。

基本部分を尊重し、変化をつけた両拡張です。ラウンドごとの発展カードの刷新で場が停滞せず適度な運が介在し、最後まで逆転の目があることから終始楽しめ噂通りの非常に良作という評価は変わりません。

初期資源の競りを士族に絡めて行うことで、プレイヤー独自能力を設定し各プレイヤーに個別目標を与えることに成功し、基本プレイ時のレビューで述べた手番の不公正さを調整しています。相対的に後手番のほうが希望の士族を低コスト(初期資源多)で取りやすいためです。競りという要素ですので納得感もあります。

士族が13もありますので、何度も楽しめそうです。リプレイアビリティも抜群です。

最後に1点コメントです。指導者カードは拡張のほうが弱く感じました。説明書には、混ぜても拡張の指導者だけでも良いとの記載があったのでせっかくならと拡張だけを使用し、指導者カードが足りない場合に基本から引くという対応をしたのですが、混ぜてのプレイをお勧めします。これも点数が伸びなかった理由かもしれません。


ロレンツィオ・イル・マニーフィコのルール、基本のみのレビューはこちら

よいボドゲライフを。

よし



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