【ルール】Inis イニシュ

Inisのルールを読みましたので紹介します。

KickstarterにてBigbox+拡張プロジェクトが予定されており、同時に基本ゲームも追加生産されると考えておりまして手に入れる予定です(前回の販売からもう8年になりますし、ホビージャパンさんからの再販はないのかなと思っています。)。同様の方の参考になれば幸いです。なお、こちらのルール紹介は現在販売済みの英語版に基づいております。新版に際しルール変更がある場合がございますのでご承知おきください。

総論

・簡単なWarゲームですね。カードプレイを中心としてエリアマジョリティです。
・ケルト神話を題材にしており、プレイヤーは新たに島に来た士族の長で島内の王になることを目指します。
・アクションカードをドラフトする点が特徴でしょうか、個別能力などはないようですが、新拡張で追加されそうな気がしております。

ルール

・既定のラウンド数がなく、条件を満たしたプレイヤーが出た際にゲームは終了し、そのプレイヤーが勝利します。
・主に集会フェーズと季節フェーズの2フェーズで構成されます。

・集会フェーズでは以下を実行します。
・以下の条件を満たしたプレイヤーがいる場合、ゲームは終了します。複数人該当する場合、ブレン(Brenn、後述)がいる場合ブレンが勝利します。いない場合なりすましトークンを戻してもう1ラウンドプレイします。勝利条件の確認はなりすましトークン(Pretender Token)を保有していることが前提条件(絶対条件)となります。
 なりすましトークンの保有。
 自分が族長となっている地域に他プレイヤーのフィギュアが6体以上あること。
 最大12体いる自分のフィギュアが1体以上ある地域に聖域(後述のアクションカードで建設)が6以上ある。
 最大12体いる自分のフィギュアが6以上の地域にある。
・ブレンは王が選ばれるまでの一時的な指導者で、ラウンド開始時に首都にてフィギュアが一番多いプレイヤーがブレンとなります。単独で最大のプレイヤーがいない場合はそのラウンドはブレンはいません。
・首都以外の地域でフィギュアが一番多いプレイヤーがその地域での族長となります。
・アクションカードを4枚山札から引き、手元に保有します。また、各地域の族長は各地域のアドバンテージカードを手にします。


・季節フェーズでは以下のいずれかのアクションを実行します。
・カードのプレイ、パス、なりすましトークンの獲得(最低1つの勝利条件を満たしている場合)
・全員がパスすると季節フェーズは終了します。この際Epic taleカード以外のカードは捨て札になります。


上記2フェーズを繰り返すことで勝利条件を満たすことを目指します。カードの効果やフィギュアを他プレイヤーのフィギュアがある地域に移動させた場合に発生する衝突に関して追記します。
・衝突が発生した場合、関係する全プレイヤー間で議論します。即座に衝突を終了させるという選択も可能です。議論で収まらない場合は以下の処理を行い、砦以外に複数のプレイヤーのフィギュアがいなくなると衝突が終了します。
・まず、衝突が発生した地域にある砦に移動してきたプレイヤー以外のフィギュアを1体まで移動します。以後砦にいるフィギュアは衝突の影響を受けません。
・次に、砦の中にいないフィギュアを持つプレイヤーは以下のいずれかを順番に選択します。
 攻撃:他プレイヤーを選択します。そのプレイヤーはアクションカードを1枚捨てるかフィギュアを手元に戻します。
 撤退:自分のフィギュアを自分が族長となっている隣接地域に移動します。
 Epic taleカードのプレイ:特定アイコンのEpic taleカードをプレイします。
 


プレイ人数、複雑さ

BGGでは執筆時4人がベストなプレイ人数となっています。3人で変わるのはアクションカードの枚数で、指定されたカードを除外します。これだけで大きくプレイ感が変わる気はしていないのですが、プレイ時間がさほど長くないゲームですので適正人数の4人がベストというところでしょうか。
また、ユーザー投票による複雑度は2.96/5となっています。慣れたボードゲーマーであれば容易にルールを把握できると思いますが、不慣れな方がいる際は丁寧に説明する必要があるかもしれません。とはいえ、難しいのは衝突と駆け引きくらいかなと思います。また、スコアは7.8で高評価です。

よいボドゲライフを。
よし


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