【レビュー】バラージ

 名作バラージをプレイしましたのでレビューします。 


最近のゲームではあまりないインタラクションバチバチな点が本作の特徴ですね。リソースマネジメント、ワーカープレイスメントを中心とした総合的なプレイングが要求されます。他プレイヤーにやりたいアクションを取られた際のリカバリー力が試されます。話はそれますが、ルチアーニ大好きなんですよね。まだレビューとして記載しておりませんが、ダーウィンズジャーニー等ほかの作品も記載予定です。


ではレビューします。

総論

・とても面白いです。
・プレイ時間は長いです。4人プレイが推奨されているのは、インタラクションからでしょうがじっくり考えるタイプの方とプレイする際は余裕をもって時間を確保すると良いでしょう。拡張で2人プレイ用のデュエルマップも用意されています。
・プレイングがうまいプレイヤーが集まらないと、何もできず差が開いて全然楽しめないという人が出てくる可能性があります。各々のプレイングスキルが近しいプレイヤーでプレイすることを推奨します。

戦略

状況によって対応が変わりますので特に有効な戦略というのは少ないですが、初心者の方へ注意点が1点あります。
・特に困るのは、何もできなくなることですので、5金は常に確保して歯車の3回転ができるようにしておくと良いでしょう。多少無駄遣いに思えても早めに資源を確保しておくのも重要です。レーフワーテル拡張を入れると外注工事ができますので若干変わりますが、大筋は変わりません。

所感

・とっても面白いです。やりたいアクションが他プレイヤーに取られた際にどうしようかという点の悩ましさが抜群ですね。歯車の3回転が取られた場合には目も当てられません。
・中立ダムの初期配置と手番次第で序盤の有利不利があります。
・拡大再生産要素があり、各プレイヤーで徐々に差が開いていく可能性があります。とはいえ、新規のダムや増設によって戦局が大きく変わる可能性があるのが本作のだいご味です。
・複数人の共闘によって特定のプレイヤーが不利になったり、キングメーカーになったりする可能性があります。インタラクションが強めなのが本作の魅力なので、仕方ない部分と割り切る必要があります。

プレイ人数、複雑さ

BGGでは執筆時4人がベストなプレイ人数となっています。私もワーカーが配置できるアクションスペースが増え、やりたいことができる4人がお勧めです。3人はとても苦しい展開になります。一方で4人はプレイ時間が増えます。。 
また、ユーザー投票による複雑度は4.11/5となっています。慣れたボードゲーマーであれば容易にルールを把握できると思いますが、上手にプレイすることは非常に難しいです。他プレイヤーの動向に左右されないプレイングは出来ないので、数手先まで見越してプレイする能力が求められるでしょう。また、スコアは8.2で非常に高評価です。

よいボドゲライフを。
よし

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