【レビュー】デューンインぺリウム

デューンインぺリウムをプレイしましたのでレビューします。

とっても面白いです。私は3人でプレイすることが多いです。拡張は第1拡張イックスの振興を保有しておりましたが、続々と出てくる拡張についていけず、カード数が増えるため手放しました。拡張はお勧めですが本稿ではベースゲームのみのレビューとします。本作は版権もので、原作(小説)からのファンであることを申し添えておきます。本ボードゲームのもとになっている映画は見ていません。

総論

・とっても面白いです。ルールも単純で、資源も苦しいということもなく何かしらできるので終始プレイしやすいです。
・手札の管理が悩ましいです。アクションに配置に必要なカードを使用してしまうと、お買い物フェーズで欲しいカードが手に入らないというジレンマ最高です。
・どのカードを買ってもどんどん強くなっていくデッキビルディング要素もワクワクさせてくれます。カードの種類が多いのもグッドです。原作でも強いので仕方ないとはいえ、クイサッツ・ハデラック強すぎます。
・紛争も世界観に合わせてよくできています。勝利報酬のバランスもちょうどよいです。
・原作忠実度も高いです。キャラクターのカードがちゃんと強いのも嬉しいです。水は…原作を読んでいない方のために伏せておきます。。翻訳は気になります。フレメン→フレーメンとかアトレイデス→アトレイデとか。

戦略

戦略というほどではないですが、気を付けると良い点に触れておきます。
・デッキ圧縮の効果はそれなりにあるのですが、最初の2-3ラウンド以降は積極的に取る必要はないと思います。それよりもカードを引くことができるアクションを毎ラウンドする方が効率的です。手札のカードを増やすことは購買力を増やすことにつながります。
・初期は選択肢を増やすためにできるだけフレメンの水が手に入るところにワーカーを配置することでフレメンの影響力を2にしてタブルのシーチに入れるようにすると楽です。余談ですがタブルのシーチって何でしょう?原作に出てこなかった気がします。
・スパイスがたまっている箇所には積極的に入りましょう。優位に立つことができます。
・序盤は4派閥の影響力を増やすことに注力してください。後で効いてきます。
・あとは、ワーカープレイスメントの王道ですが早めに3体目のワーカーを開放することですね。これが一番早いプレイヤーが勝利するといっても過言ではありません。

所感

・初期手札が結構効いてきます。これは同時期に出たため比較されていたアルナックの失われし遺跡でも言えることですね。また、初期手札が微妙な際に手番が遅いと災難です。
・戦略カードの強弱が割とあります。ただ、こちらは最終得点に影響するものを除き結局差分は紛争の勝利報酬くらいかと思いますので許容範囲です。
・紛争は特定のプレイヤーに
・初期ルールですと人気のないカードが滞留して店舗が悪くなることがあるので、ハウスルールで端に配置した数枚を流すという運用を採用しています。

プレイ人数、複雑さ

BGGでは執筆時3-4人がベストなプレイ人数となっています。3人と4人であまりプレイ感が変わらない点がすごいです。通常であれば、ワーカースペースが人数によって調整されることでプレイ感が調整されるのですが、3人でも4人でも楽しめるのは素晴らしいです。ラウンド制ですのでダウンタイムは4人の方が増えますが、
また、ユーザー投票による複雑度は3.06/5となっています。慣れたボードゲーマーであれば容易にルールを把握できると思いますが、不慣れな方がいる際は丁寧に説明する必要があるかもしれません。不慣れな方はプレイヤー能力が分かりやすいものを選ぶと良いでしょう。ルール自体は小学生でも容易に理解できると思っていますので、敷居を感じず試しにプレイするのをお勧めします。また、スコアは8.4で非常に高評価です。

よいボドゲライフを。
よし

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