【ルール】クランズオブカレドニア

現在Gamefoundにてlate pledge中のクランズオブカレドニアのルールを読みましたのでまとめます。

インダストリア拡張に関しては別途まとめる予定です。本作は日本語のルールブックがあり、Karma Gamesのホームページで確認が可能です。ただ、インダストリアはドラフトの英語版しかない状態ですので齟齬がないように基本ゲームも英語のルールを参考にしています。また、当方未プレイです。当然支援しておりまして、順調に生産され手元に届くのを楽しみにしております。

総論

・テラミスティカに強く影響を受けたゲームということがよくわかります。ルール自体は非常に似通っており、テラミスティカ既プレイであれば理解は容易だと思います。
・士族(クラン)を反映させることを目的として、様々な品物を生産します。それには領地の拡大と市場での振る舞いがものをいうでしょう。

ルール

・ゲームは5ラウンド、各ラウンドは4フェーズで構成され、勝利点が最大のプレーヤーが勝利します。
・フェーズはそれぞれ、準備フェーズ、アクションフェーズ、生産フェーズ、スコアフェーズです。準備とスコアは定型的なものでアクションフェーズと生産フェーズのみ触れます。
・アクションフェーズでは、全プレイヤーがパスするまで各プレイヤーは1アクションずつ実行します。以下の8つのアクションから1つを選択します。
  取引:市場ボードで商品を複数購入または売却します。商品の価格は売買によって変動します。商人を使用した分だけ購入または売却することができ、ラウンド毎に各商品は購入か売却しかできません。つまり、ある商品を購入した場合そのラウンド中は同商品を売却することは出来ません。
  輸出契約の取得:輸出ボード上から契約を取得し、自分の輸出ボックスタイルに配置します。契約は同時に1つしか持てず、履行後に新規の契約を獲得できます。
  輸出契約の履行:条件を達成した輸出契約を履行します。
  拡大:プレーヤーボードからメインボードへユニットを配置します。この時既存ユニットから輸送レベルの範囲内にしか配置できません。他のプレイヤーのユニットに隣接した際は上記取引アクションを追加で実行できます。また、各種4つ目の建物を建てると上記輸出契約の取得アクションを追加で実行できます。
  輸送のアップグレード:資金を支払い、輸送マーカーを進めます。これにより、輸送距離が延びて川や湖を超えてユニットを配置することができます。
  技術のアップグレード:資金を支払い、技術タイルをアップグレードします。これにより、生産フェーズでのユニットによる収入が増加します。
  商人の雇用:資金を支払い、商人を追加で雇用します。取引アクションで使用します。
  パス:パスをします。以後のアクションを行えなくなりますが、パスした順が次ラウンドの手番となります。
・生産フェーズでは、メインボード上のユニットが商品や収入を生み出します。ワーカーや羊や牛は食物を生産し、建物はそれらの食物をチーズやウイスキーに加工することができます。
・各プレイヤーは9つある士族から1つを選択します。

クランズオブカレドニア最大の特徴

市場ボードと士族ごとの固有能力でしょう。時代背景を反映しているという点も特徴かといえるかもしれません。
特定の商品を寡占させ、高く売ってほかの商品を安く買うというのが戦略になるのかなと思いつつ、全員が同じことをすると結局結果は同じだよなと思いつつ。本作も非常に評価が高い作品ですので、テラミスティカの類似品ではない本部分がプレイを面白く、独自化させていると推察します。

プレイ人数、複雑さ

BGGでは執筆時4人がベストなプレイ人数となっています。
また、ユーザー投票による複雑度は3.46/5となっています。私がガイアプロジェクトを多数プレイしたからでしょうか、ルール自体はさほど難しいとは思えませんでした。上手にプレイすることを前提として複雑度が設定されている類化と思いますので、敷居を感じず試しにプレイするのをお勧めします。また、スコアは7.9で高評価です。

よいボドゲライフを。
よし

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