ヘゲモニーをプレイしたのでレビューします。
細かいルールが多いので、ルールに関しては省略させてください。よってこちらの記事は雰囲気を感じたい方とプレイ済みの方を対象者とします。
とっても面白いです。問題点は4人必要な点とプレイに時間を要する点でしょうか。その点を許容できるメンバーが集めるようでしたらとてもお勧めできます。
総論
4人戦を2回プレイしています。資本主義階級と国家をプレイしました。労働者階級が2回との1位でして、前評判通り労働者階級が有利には出来ていそうです。キングメーカーとのトレードオフですが、ある程度協力プレイで有利なプレイヤーの得点は伸び悩むようにすることが可能です。各階級が自身の階級の成長をするためには全体の成長が必要不可欠ということで、実社会をとてもよく反映させていてデザイナーの方々には脱帽です。日本も労働者階級がもっと声を挙げればよくなるんでしょうか。選挙大事です。高校か大学の授業で取り扱ってほしいです。
他の階級でのプレイしてみたいですね。プレイ時間が欲しい。
所感と戦略
自身がプレイした2階級に関して記載します。
資本主義階級
とにかくお金を稼げばよいという階級。会社を作って労働者を働かせればよいのです。どんどん会社を作って、商品を売ってお金を稼いで、会社を作ってという拡大再生産を繰り返します。政府からの支援は中産階級に比べればないですが、割とプレイしやすい印象。黙っていても労働力は増えていきますが、国営企業が増えると賃金をあげざるを得ないので資本効率性を上げるにはいかに小さな政府に抑えるかが肝ですね。労働者の賃金を抑えれば抑えるほど資本主義階級には有利です。どこかの国みたいですね。
序盤の点数は、総点数にはさほど跳ねないのでローンを借りてできるだけたくさんの企業を設立することが良いかなと考えています。私はローンを借りなさ過ぎました。この点も実世界と同じですね。資本コストを意識した経営です。商品の売却は自国にしろ海外にしろ高く買ってくれるところに卸すのがセオリーです。価格設定に注意しましょう。全体の繁栄のために適度な価格に抑えるのも大事です。IMFが介入すると資本主義階級の最終得点計算に有利な政策になりますので狙ってみるのも面白いかもしれません。
国家
独特ですね。4人プレイで初めて出てきますしこのゲームで一番異質な役割なのは間違いないです。ラウンド毎に2枚あるイベントカードが絶対に解決できないものが出てくることもしばしば、実世界でも同様なんだろうなと思うと政治家や官僚の方々の苦労が感じられる気がします。基本的には3階級それぞれに支援をして自身の勝利点を稼ぐプレイになりますので淡々と勝利点ムーブを繰り返すのみです。気にするのはIMFの介入くらいです。この点は国営企業を増やさない限りは大丈夫ですので、特に後半投票数が多くなる労働者階級に「国家が破綻したら困るでしょ?」と探りを入れておけば大丈夫です。実際はそうでもないですが…。
4すくみのところが非常に面白いですので、是非4人でプレイされるのをお勧めします。本当によくできています。是非子供とプレイして、国や政治、将来の選択肢に関して話していただきたいです。将来の日本を良くすることにつながると信じております。教育ツールとしての懸念点は価格ですが、英会話教室に行くと思えば1か月分くらいじゃないでしょうか。そのお金でお子さんが将来総理大臣になっているかもしれませんよ笑。
よいボドゲライフを。
よし
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