【ルール・レビュー】クルー 第9惑星の探索

 クルー 第9惑星の探索をプレイしておりますのでレビューします。


当方好みがプレイ時間が長いゲームに偏っておりまして、そういったゲームを再度プレイするほどではないけど時間が余っているという際に重宝しております。

本作は2作目ファミリー版(発売予定)が控えており、本作に続き2作目も非常に高評価で面白いのでファミリー版にも期待しています。なんと2作目はBGGのファミリーカテゴリー1位です。


ルール

マストフォローのトリックテイキングです。1-9の数値で構成される4色(種)に加えて切り札となる黒色の1-4のロケットカード1種(計4枚)を用いて宇宙空間での困難(ミッション)をこなしていきます。全50ミッションからなり後半のミッションは歯ごたえ抜群です。


ロケットカードを除く9枚×4色に対応する計36枚のミッションカードがあり、各ミッション開始時に指定された枚数のミッションカードをランダムで公開します(時には公開せずにただ配ります笑)。このミッションカードの色と数値に一致するカードをトリックテイキングで引き入れ、全員がミッションカードと一致するカードを手元にすべて引き入れたらミッションクリアです。各プレイヤーは手元を見てトリックで引き入れられそうなミッションカードを順番に選択します。ミッションは達成に指定の順序でミッションカードを達成する必要があることもあります。。


ふーん。まぁ面白そうじゃん。と思いますよね。このゲーム最大の特徴は宇宙空間でのミッションなので会話ができないということなのです。なかなか難易度が上がりますね。救済策としてミッション中1度だけ各トリック前に通信というフリーアクションが実行できます。通信にて自身が保有するカードがその色で自身が保有する①最大値か②最小値か③唯一かを示すことができます。

以上の条件の中でミッション達成を目指す協力ゲームです。


本作最大の特徴

上記でも述べた会話ができないということが最大の特徴です。2作目も本点を受けつぎ会話ができない中、深海にてミッションを実行します。当方は完全にだんまりというよりは、「そっとおやすみ」プレイ時のように雑談をしながらプレイしておりますが明らかな落胆や喜びが思わず口から出てしまっているので真剣に高難易度で楽しみたい方は口を固く閉ざしてのプレイをお勧めします。本当に宇宙空間なら酸素足りなくなってしまいますからね。。


レビュー

面白いです。そもそも面白い作品しかレビューしていないので、どの作品も面白いという単調な感想になっている気がしますが、これに尽きます。面白いです。運に左右されることが多く、配った時点でクリアが不可能だということもしばしばあります。こういったことの救済として、ミッション開始時に公開せずに全員手持ちのカードを隣に1枚渡すという選択もできるのですが、無理でしょうと思っても達成できることもあるので当方はこのルールは取り入れずプレイしています。難易度がぐっと下がりますしね。

特段攻略法はないですが、達成できそうなカードからプレイしてマストフォローの縛りから早めに脱却するということを目指さないと後半のほとんどのミッションは達成できないと思います。そのための情報を通信で開示できると良いかなというところです。


プレイ人数、複雑さ

 BGGでは執筆時4人がベストなプレイ人数となっています。私としては3-5人であればどの人数でもよかなと思っています。人数が増えると難易度が格段に上がります。手札の選択肢が限られるかつ他プレイヤーがもつカードが読みにくくなるからです。手札の枚数が減ることで通信がより早期で行えますが難化のほうがきついです。


 また、ユーザー投票による複雑度は1.96/5となっています。このあたりの数値であれば小学生未満でもルールを把握できるでしょう。また、スコアは7.8と高評価です。

https://boardgamegeek.com/boardgame/284083/the-crew-the-quest-for-planet-nine


よいボドゲライフを。

よし



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