【ルール・レビュー】クルティザン

 クルティザンをプレイしましたのでルール紹介とレビューをします。


非常にシンプルなルールで分かりやすく、読みあいもあり1プレイ20分にしては非常に満足感のあるゲームです。


ルール

プレイ人数で変わりますが、最大90枚ある山札から3枚引いて、1枚を女王の食卓へ、1枚を他のプレイヤーの目の前へ、残りの1枚を自身の目の前にプレイします。女王の食卓には6つの"家"があり、カードの色と同色の家の上か下に追加します。90枚あるカードを全てプレイしたら得点計算。女王の食卓に配置された6つの家のカードを数えて上が多ければその家はプラス点。下が多ければマイナス点となります。同数の場合は点数計算に影響を及ぼしません。

プラス点、マイナス点となる家と同色の自身の目の前のカードを数えて点数が一番多い人が勝利というルールです。簡単ですね。


90枚のうち何枚かは特殊なカードがあります。

貴族(4枚):2枚分として数えます。

スパイ(2枚×6家):裏向きにプレイし、プレイした本人も含めて得点計算までどの家のカードかわからなくします。女王の食卓では中央の女王の上か下に裏向きでプレイします。

暗殺者(2枚×6家):女王の食卓、他プレイヤー、自分のどこかのエリアへプレイした際にそのエリアのカードをゲームから取り除きます。暗殺者自身を取り除くことも可能です。取り除くカードに家や上/下の制限はありません。

衛士(3枚×6家):決して暗殺者の効果を受けません。


加えて、密命カードと呼ばれる目的カードのようなものがあります。

各プレイヤー内容の異なる2枚を手元に置いておきます。「女王の食卓で、上の数が多い家が3以上の場合追加で3勝利点」のような効果を持ち、各プレイヤーの行動指針となります。


内容物


レビュー

シンプルなのに面白い。これに尽きます。知名度がないのが惜しい。Google検索をかけてもあまりヒットしません。ルールも自分たちに合わせて可変できそうですね。密命カードを使わなかったり、増やしたり。特殊なカードが何枚入っているかわからなくしたりするのも楽しいです。


価格は90枚の廷臣カードと20枚の目的カードに加えて小ぶりの女王の食卓のマット1枚という内容にしては4,400円とそれなりにします。

カードが1部キラキラしていてかっこよいですが、シンプルにしてもう少し安く抑えることができたらもっとヒットしている気がします。マットを紙性にしてもよかったと思います。

プレイ人数、複雑さ

 BGGでは執筆時4人がベストなプレイ人数となっています。ルール調整でどうにでもなると思います。2人はスパイの楽しさが減るので3-5人だと楽しめるでしょうか。人数を変えると使うカード枚数を変えることになっていますが、指定枚数より多くてもよさそうに感じました。

 また、ユーザー投票による複雑度は1.48/5となっています。このあたりの数値であれば小学生未満でもルールを把握できるでしょう。また、スコアは7.3です。(BGGは簡単なものは相対的に評価が低くなる傾向があります。)

よいボドゲライフを。

よし







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